「なんと妖怪人間ベムの実写版だとさ。長生きはするものだね」
「月曜ドラマランド?」
「それはかなり違うぞ」
「内容はどうだった?」
「意外にも良かったぞ」
感想 §
「ずばり言ってしまえば、アニメ版と比較捨てかなりキャラのムードが違う」
「違うのに良かったの?」
「結局さ、妖怪人間ベムの軸は以下にあるわけだ」
- 悪役の人間は、ともかく悪辣である。妖怪人間達は早く人間になりたいのに、なりたい人間に許せない悪党が含まれる
- せっかく善意で助けた善人の人間から恐ろしい怪物として恐れられ、銃で撃たれてしまう。そういう見た目で判断する恩知らずがなりたい人間である
「つまりどういうこと?」
「この2条件を守っているから、ベムが抱える悲しみは相通じるものがあるわけだね」
「そこが重要?」
「うん。だからさ。似ている部分よりも、似ていない部分の方が多いのに妖怪人間ベムを見た気になれる。まあ他の人は知らないけどな」
「あくまで君の感想ってことだね」
「そうさ。はやく人間になりたい!」